混沌の夢から誕生し、平和と安寧の中に成長し、
そして、戦乱と紛争に消えてゆく。
これは、古くから伝われてきた予言である。
世間に知られる歴史は、焼き畑農業からようやく後漢末期にたどり着いた。
しかし、君主は道を背き、人々は戦乱の中で苦しむ。
黄巾の乱が発起し、各地で反乱が繰り返され、
戦争の炎は大陸の隅から、全世界に蔓延してきた。
群雄割拠、そして天下分裂。王権と霸道をめぐり、紛争が長く続く。
一人また一人の少女戦士は、紛争に巻き込まれ、戦闘を続けている。
この時代は後世の人々に「三国乱世」と呼ばれる。
世界はまるである規定の軌跡に沿って、滅びていく。
だが、ある救世主は現れた。彼女の到来は、
この世界に新たな希望をもたらしたという。
彼女のことが、少女戦士の胸に刻まれ、新しい物語が始まった。